本年も9月11日(金)~13日(日)の3日間、赤坂氷川祭において氷川山車の巡行を行いました。天候にも恵まれ、無事に盛大な巡行ができましたのも、皆様の温かいご支援の賜と厚く御礼申し上げます。
特に本年は2年に一度の山車・神輿連合巡行の年で、13日の神幸祭では、山車1本と神輿15基が連合を組み、赤坂の街を盛大に練り歩きました。先導役の猿田彦をはじめ、四神旗、五色旗、赤坂氷川神社神職・総代の皆様の神社隊列を先頭に、山車・神輿が続きます。
壮麗な江戸絵巻の一端をぜひご覧ください。
夜の赤坂を、町会神輿2基と「猩々」山車1本が連合巡行いたしました。都心のオフィスビルを背景に、街明かりにライトアップされた江戸絵巻が壮麗に浮かびました。巡行順路には、同時開催のSWING赤坂による露店が軒を連ね、威勢の良いお神輿の掛け声とともに夜の街が賑わいました。
戦時中に焼失し、このほど赤坂氷川神社によって新調された宮神輿と、申年に併せて当会で昨年修復・復興製作した「猿」山車のお披露目巡行を行いました。このほか、熊襲退治の女装をした「日本武尊」山車、明治の歌舞伎の人気俳優九代目市川團十郎が豪華な装束をまとって舞っている「猩々」山車が連合巡行を行いました。巡行には、神社隊列をはじめ頭衆の「木遣り」、赤坂芸妓衆、更には、俳優松平健氏が扮した将軍吉宗公や、吉宗出生の地和歌山から「和歌祭」、また早稲田大学建築学科の学生の皆様による赤坂氷川山車をテーマにした隊列も附け祭りとして加わるなど、近年では最大規模の隊列となり、スタッフ3000名、参加・見学者3万人の人出で大いに賑わいました。
前日、台車に載せてお披露目巡行をした宮神輿を赤坂氷川神社の氏子中が実際に担ぐ渡御の日です。神社隊列を先頭に、山車「猿」「日本武尊」の江戸型山車が先導し、宮神輿が続きました。江戸時代、赤坂氷川祭では神社の宮神輿を各町会の山車が警固する形をとって巡行していました。この日、約100年ぶりにかつての巡行を再現することができました。