活動報告

活動報告

平成22年

12月27日

『日本武尊』飾り幕「雲龍下幕」修復完成!

 昨年度より女子美術大学 刺繍研究室のお世話になり、『日本武尊』山車飾り幕の修復事業を進めております。2枚の幕の内、「雲龍下幕」の修復が完了し、神社へ納品されました。倉庫から発見されたときは、龍の髭などは"ぶらんとして"、貴重な刺繍も酷い状態でした。しかし、女子美術大学 刺繍研究室の先生方の気の遠くなるような刺繍の修復作業のおかげで、このような立派な江戸の幕が再現、まさに龍が生き返り、力強く空を舞っているような幕に仕上がりました。先生方には心から御礼申し上げます。
 もう一枚の「唐獅子上幕」も修復中で、再来年には『日本武尊』山車も生き返った2枚の飾り幕とともに、お披露目巡行予定です!

12月5日

氷川山車清掃活動(ともえ会)

 落ち葉の時期。神社青年会ともえ会による境内の落ち葉清掃と、今年の祭礼で巡行した氷川山車のお掃除、また掃き溜めた落ち葉で焼いもを行いました。貴重な休日にも関わらず、多くのメンバーが参加してくださいまして、境内が綺麗になり、また今年の祭礼巡行に"お疲れ様"の気持ちを込めて氷川山車も綺麗になりました。また、恒例の掃き溜めた落ち葉で焼いもを作り、皆で和やかにいただきました。ご参加いただきました方々、本当にありがとうございました!

9月18日・19日

「平成22年度赤坂氷川祭」で『猩々』『翁二人立』盛大に巡行

 今年は「陰まつり」にあたり、町会神輿連合渡御はございませんが、氷川山車『猩々』『翁二人立』の連合巡行が2日間行われました。初日には町会若手有志による神輿1基の渡御も山車巡行に付いて行い、大変賑やかになりました。今年の祭礼もお天気に恵まれ、2日目の赤坂通り巡行では昨年に続いて車両通行止めとなり、まさしく地域全体の祭礼巡行が実現いたしました。来年はいよいよ「本祭り」となり、今年の以上に盛大な祭礼を目指します。

8月29日

夏期定例勉強会〜江戸文化史における赤坂氷川神社

 毎年祭礼前に、地域の方々を中心にお集まりいただき勉強会を開催しております。今年は、千代区四番町資料館の学芸員・滝口様に標記のテーマでご講演を賜りました。
 前半は氷川神社の歴史、後半は祭礼の位置付けや規模等、限られた当時の文献を参考にお話いただきました。ここまで掘り下げて研究史料を解読したこともありませんでしたので、新たな発見もあり、また江戸期の当神社祭礼は、いわゆる幕府お墨付きの、天下祭に匹敵するものであったことを再認識することで、現在それに関わっている私たちの誇りとなり、また後世に伝承する使命も感じました。

7月10日

いよいよ祭礼準備!氷川山車の清掃活動

 昨晩の大雨がうそのように、この日は見事に晴れ渡りました。いよいよ9月の祭礼巡行の準備ということで、氷川山車2台の清掃活動が氏子青年会「ともえ会」を中心に行いました。ご多忙の中、また厳しい暑さにも関わらず大勢の方々にご協力いただきました。本当にありがとうございました。8月お盆明けには、祭礼前の全体作戦会議を実施し、9月の巡行に臨みます。改めて、当会会員の皆様をはじめ、地域の多くの方々のご協力の賜物と重ねて感謝申し上げます。本当にお疲れ様でございました!(祭礼当日も好天に恵まれますように…)

4月11日

傳馬町町会の倉庫整理及び氷川山車「翁」の部材確認

 境内には各町会の神輿庫がありますが、そのうちの傳馬町町会の倉庫の一つは長く中の整理ができなかったため、鳶の方々、そして有志やともえ会の皆様のご協力のもと、実施しました。特に、氷川山車「翁」の部材が奥の方に残存している可能性があり、この確認が一番の目的でした。皆さん埃まみれになりながらご協力いただき、その甲斐あって、装束や高欄などほとんど新品同様のものも残存が判明!これで新たな氷川山車復興計画を組むことが可能になりました。ご協力くださいました方々、本当にありがとうございました!

1月1日〜10日

山車人形『恵比寿』を初詣期間、神社境内に展示

 昨年は『神武天皇』を展示しましたが、今年はお正月に相応しい『恵比寿』を展示しました。この人形は大正時代の製作とされ、現存する氷川山車人形の中では比較的近年のものです。そのため最も大きな人形です。30年前くらいに開催されて地域イベントで出して以来で、この人形もいずれは車に載せて巡行できればと思います。大勢の参拝者にご覧いただくことができました。