活動報告
令和3年度
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3月29日
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12月23日
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12月 5日
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9月28日
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9月 7日
3月29日
山車人形の入れ替え作業を行いました
国際医療福祉大学 東京赤坂キャンパス内にある山車展示場の人形入れ替え作業を行い、山車人形『翁』を展示しました。
赤坂氷川山車『翁』
五月人形や山車人形づくりの名工して、天保の終わりから弘化・ 嘉永にかけて活躍した松雲斎徳山の製作です。能の演目は、その内容によって「神(しん)・男(なん)・女(にょ)・ 狂(きょう)・鬼(き)」の 5 つに分類されますが、「翁」はこのどこにも属しません。
すべての演目中の別格とされ、演劇ではなく神事の色を強く帯びたものであり、演者はその身に神を宿し天下泰平・国土安穏を願うといわれます。赤坂氷川山車『頼義』と共に、円熟期を迎えていた徳山の力量を示す歴史的資料として価値の高い人形です。
お近くにお立ち寄りの際は是非ご覧ください。
12月23日
飾り幕が納品されました
本日、川島織物様に依頼しておりました「日本武尊」最下層幕、「頼朝」最下層幕の2枚をご納品いただきました。
新調いただきました幕の現物は残っておらず、神社拝殿に掲げられている『祭礼山車行列額絵』を参考に復元いたしました。
色鮮やかな緋羅紗に、白色の巴紋がとても映えており大変美しい飾り幕です。感染症拡大が落ち着き、来年9月の祭礼時に皆様にお披露目できることを願っております。
今後とも、祭文化を伝える貴重な文化財を守るべく活動をして参りますので、変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。
12月5日
山車清掃を行いました
爽やかな青空の下、有志による山車清掃を行いました。昨年に引き続き、山車に積もった埃を払うことができ、清々しい気持ちで新年を迎えることができます。
清掃後、赤坂茜囃子様にお囃子の奉納演奏をいただきました。コロナ禍で思うようなお稽古ができていなかったようですが、お子様を中心に元気の良い演奏をしていただきました。
ご参加いただきました皆様に改めて感謝申し上げます。
9月28日
港区立郷土歴史館にて山車人形が展示されます
港区立郷土歴史館 特別展『人形‐人とともにあるもの』において、赤坂氷川山車保存会の山車人形「日本武尊」・「翁」・「頼義」3体と飾り幕1枚が展示されることとなりました。
展示する3体の山車人形と飾り幕は、いずれも江戸時代後期に制作されており、幾多の戦災・震災を免れ奇跡的にこの地に遺された貴重な文化財です。
巡行と展示の際、山車人形は山車の最上段に設置するため、間近でご覧いただけることが少なく、本展示会はその雄姿をじっくりとお楽しみいただけるまたとない機会となります。ご興味ございます方は、是非足をお運びいただきますようご案内申し上げます。
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港区立郷土歴史館
特別展『人形 人とともにあるもの』
日 時: | 10月2日(土)~12月5日(日) 午前9時より午後5時 |
場 所: | 港区立郷土資料館(港区白金台4-6-2) |
出展内容: | 人形『日本武尊』『翁』『頼義』 飾り幕『日本武尊 上幕』 |
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*詳細・お問い合わせは港区立郷土歴史館様のHPをご覧いただくか、直接ご連絡いただきますようお願いします。
電話. 03-6450-2107
HP. https://www.minato-rekishi.com/
9月7日
山車展示場が完成しました
予てより赤坂氷川神社境内に建設中の「山車展示場」が完成し、竣工式を厳粛に執り行いました。
展示場には赤坂氷川山車を常時2本展示する予定です。
現在は、全国的にも大変めずらしい三層型の山車「頼義(よりよし)」と、六角形の高欄(こうらん)を持つ「猿」を展示しております。
ぜひ足をお運びいただきまして、間近で見る山車の大きさと赤坂に奇跡的に残された「江戸の祭文化」を肌で感じていただければ幸いです。